登山の記録

【佐渡島】ドンデン山荘~石名天然杉遊歩道を歩いた

佐渡島トレッキングの旅

連休を利用して佐渡島でトレッキングに出かけた。

本来は東京オリンピックの開会式に合わせて祝日になった体育の日と海の日を合わせた4連休。さらに夏休みを一日追加して自主的に5連休にして佐渡島へ行ってきた。追加の観光をしなければ3連休で佐渡島縦走ができる日程ではあった。この記事では余計な観光を含めない、3連休での佐渡トレッキングのルートを振り返る。

登山旅1日目 東京~新潟~佐渡島

東京から上越新幹線で新潟へ移動した。新幹線での移動は景色を楽しみたければMaxときでの2階席がおすすめ。JR東日本による周辺住民への防音対策が素晴らしいので1階席だと景色は全く見えなかった。

上越新幹線ができた当時、新潟が日本国内でどういう位置づけの都市だったのかは分からないが、田中角栄がいたからこそできたものだろう。新潟という一地方都市を目的地とする新幹線ができたことで新潟の経済と歴史は大きく変わったと思う。関東圏を除く各道府県における、大学生の都内就職率が一番高いのは新潟県らしい。

新潟についたら、名物のバスカレーを食べに万代バスターミナルへ直行。

万代バスターミナルの黄色いカレー。通称バスカレー。少し辛めで深みのある味わい。

歩いて10分ほど。B級グルメ以外の何物でもないんだけど確かにうまい。全国の食堂のカレーをうまい順に並べたら上位に来るのは間違いない。もちろんちゃんとしたレストランのカレーとの比較にはならない。あくまで別の食べ物としての評価にはなる。

フェリーは一般の「カーフェリー」と高速船「ジェットフォイル」の2種類がある。カーフェリーの方が時間は2倍かかるが価格は半分だ。新潟出身の後輩にジェットフォイルに載るのをうらやましがられていたので乗ってみたかったのだが、フェリーターミナルについたタイミングがカーフェリーの出航10分前だったのと、価格差に負けてカーフェリーを利用した。ジェットフォイルを選ぶと2時間待たされるのだが、到着時刻は30分ほどしか変わらなかった。

ちなみにこの佐渡汽船、時価総額33億円、売上高110億円程度の上場企業だった。売上高は横ばいだが、営業赤字の年もある。なんで上場しているのかよく分からないが、33億円の余裕資金があったら買ってみたい(夢)。

カーフェリーの到着後、路線バスで相川地区へ移動した。

次回佐渡に来ることがあれば1泊目は絶対に両津地区にする。観光で行くつもりだった金山には近いが、レンタカー屋が無いので金山までの移動はバスになる。さらに金山観光が終わったらレンタカーを借りるために結局また1時間かけて両津に戻ることになるので時間の無駄がとても多かった。マイカーでない限り、1日目は両津泊が無難だ。

とはいえ、相川ではいい居酒屋に出会えたのでそこはラッキーだった。両津地区は居酒屋が少なそうではあった。

相川の居酒屋 竹屋。一人旅だったので女将さんに佐渡のことを教えてもらいながら飲んだ。

登山旅2日目 両津~アオネバ登山口~ドンデン山荘

2日目は観光していたので、本当は登山したのは3日目だけど、登山旅の記録上は2日目。

直近の天気は雨続きだったというが当日は天気に恵まれた。両津から定額の乗り合いタクシーのリンクラインを利用して登山口へ。登山口へのタクシー代は1,500円とお得な料金設定だった。ドンデン山荘行きのタクシーは9:00発と12:45発の2本。登山向けのタクシーとしてはかなりゆっくりのスタートだ。

登山口からアオネバ峠への1.5時間の道のりはほぼ一貫して森の中の急な登りだった。初夏の気持ちのいい日差しの中汗だくになりながら登る。途中「ユブ」という変わった地名の広場で休憩をとった。登山しているとだいたいどこの山にも似たような地名の場所があるけど「ユブ」は初めてだった。どういう意味なんだろうか。

途中何回か小さな小川を渡渉する。雨の翌日だったからか水量が豊富だった。水が豊富で、途中ぬかるんでいる箇所もあるので、アオネバ峠までの道のりはゴアテックスの靴の方が良かった。登山慣れしている人には当たり前の装備ではあるし、ゴアテックスの靴も持っているのだけれど、荷物を軽くしたいがためにトレイルランニング用のシューズで来た結果、足がふやけた。

「アオネバ」という変わった地名は、峠付近に存在する青い粘土質の土壌が由来とのこと。

アオネバ峠から登山道をさらに少し歩くと車道に出、もう20分ほどあるけばドンデン山荘に到着する。

近代的で清潔、管理人のみなさんも優しく話しやすい人たちのいい山小屋だった。昔ながらの簡素で質素な山小屋も味があっていいけど、泊まるならこういうところの方が快適。

ドンデン山荘。テラスでコーヒーやビールも飲める。最高。

昼食後、周辺をかるくハイキングしても時間は14時。特にやることもないし、電波も弱いので持ってきたチャトウィンを読んだり、ゲームをしたりしながらひたすら夜を待つ。15時ころから雨が降り出す。

夕食の時間は18時(間違って「17時でしたっけ?」とか言ったら「別にいいですよ」と言って夕飯を用意してくれた)。翌日は朝早くから長く歩くので天気の心配をしながら21時に就寝。

登山旅3日目 ドンデン山荘~石名天然杉遊歩道

翌日は曇り時々雨。前日の天気予報だとだいたい雨、みたいな予報だったのでかなり回復した。しかも雲が高く、佐渡島は雲に隠れず一望できたのでラッキーだ。

トレイルの途中の休憩ポイント、滑石からの景色。

石名天然杉遊歩道までの道のりが今回の登山旅のメインディッシュ。佐渡縦走の半分を占める道のりだ。ゴールは、地元の人も「これが観光資源になるとは思ってもいなかった」とコメントするほど最近観光地として売り出し中という「石名天然杉遊歩道」。樹齢300年を超える杉を始め、杉の巨木が群生する場所を目指した。

山荘の出発時間は朝5時半。佐渡市の発行するトレッキングマップにはコースタイム7時間とあるが、山荘の人曰く「このコースタイム、かなり緩く取ってありますよ」という言葉を参考に、5時間と見込んだ(なぜそう見込んだのかは忘れた…)。そして、遊歩道から海沿いのバス通りまでの徒歩での所要時間はGoogle Mapで調べて2時間と出たのと、最寄りのバス停のバス時刻が12時40分とあったので、7時間あればバスにちょうど間に合うだろうという計算で朝5時半の出発とした。

ドンデン山荘からは

ドンデン山荘 ~ ドンデン池 ~ 論天山 ~ 芝尻山 ~ 滑石 ~ 雪畑山登山口 ~ 雪畑山・金剛山分岐点 ~ 平滝山分岐点 ~ 和木山 ~ 石名天然杉遊歩道

という道のりを行く。

この登山道は…正直あまり人にオススメできるものではなかった。道はところどころ消えていたり、道が分からない結果ヤブ漕ぎが必要な個所もあったり、目印のピンクテープが途切れていて「こんな登山道あるか??」と心配になる箇所もあったり、秘境探検感を味わいたい人にはいいかもしれないが、私のように気軽なハイキングの気持ちで来た人には優しくない登山道だった。特に芝尻山~滑石のあたりは、登山者がすくないということもあるかとは思うが、もう少し整備されていないといつか事故がでるなと感じた。

一番迷った20分くらいウロウロしたポイント。。よーーく見るとピンクテープあるんですよこれ。

無事下りて来れたので苦情とかでは無いが、ちょっと心配になる登山道ではあった。佐渡市役所にも連絡しておこうと思う。次の登山はもう少しメジャーで快適に歩けるところに行こう…

石名天然杉遊歩道は見ごたえあった。ひしゃげていたり、他の杉と癒着していたりと自然環境の厳しさとそれに耐える杉の強さを感じる遊歩道だった。これを見るために佐渡に行く、とまでではないが、佐渡に来たら見に行く価値はある。

厳しい自然環境に耐えながら育った樹齢300年ほどの杉

登山道を降りて2時間ほど林道を歩いて海岸沿いのバス通り、和木集落付近まで下りる。気持ちのいい林道~田舎道だったので、長かったけれど、歩いていて苦痛では無かった。もちろんバスなんかがあって歩かずに済むならそれに越したことはないのだけれど。

バス通りから出たら右手に曲がってすぐのところ、公民館の向かいに和木北バス停があった。バス停は(おそらく)両津港方面への側にしか置かれていなさそうだった。

いかにも離島といった風情の和木北バス停

ここについたのが12時半頃。乗りたかったバスが12:42分発だったので我ながら完璧なプランニング。

12:42分発のバスで佐渡最北の観光地「大野亀」まで行って、そのバスの折り返しに乗って15:32に両津港着。16:05両津発のフェリーで新潟へ戻った。ここも完璧なプランニング。

ミシュランにも掲載されたという観光地。写真からは伝わらないがとんでもない巨岩。

18:35に新潟に着くので、直接東京に帰ろうと思えば帰れるけど、せっかくなので新潟にもう一泊して帰ることにした。

まとめ

もし次同じ登山道を歩く人にお伝えすることがあるとすれば

  • 上越新幹線での移動は2階席がおすすめ。
  • 登山目的なら初日は両津泊か、午前中に佐渡につけるなら直接乗り合いタクシーでドンデン山荘まで行ってしまうのがオススメ
  • 佐渡のトレッキングマップのコースタイム設定はかなり緩め。7時間の道を5時間で歩けた。
  • ドンデン山荘は快適
  • ヤブ漕ぎ的な場所もあり、水量も豊富なので長ズボン、ゴアの靴が良い

次に登山する人の参考になれば幸いです。

そのうち動画もアップします。

-登山の記録
-, , , ,