登山の記録

新宿から富士山へ、モデルコースのご紹介

富士山頂から百名山を見下ろす
登山をはじめて数年が経ちすっかり自他共認める山好きだが、実は富士山に行ったことは無かった。山好きに言わせれば富士山はただただ荒野をまっすぐ登ってまっすぐ降りるだけのつまらない山だ、という話を聞いていたからだ。しかし会社の人たち(山は初心者)が富士山に行きたい!と盛り上がり、その彼らを連れて行くというたてつけで山じまいの直前の9月3日から4日、ようやく富士山に登ってきた。富士山は情報量が多すぎて、プランニングに逆に困った。今後富士山に行く人の参考になると思うので、自分が辿ったコースをモデルとして記録しておく。

全体の行程は以下のとおり。


8:45 新宿駅発 快速 山梨富士(指定席券 520円)
出発は少し遅めの時間になった。特急料金などはかからず、多くの駅を飛ばしながら進んでくれる。シートの回転もできるので友人とグループで行くときはワイワイ話しながら行けるのもメリットだ。

11:03 河口湖駅着 → 11:40 河口湖駅バス停発
運賃は片道1540円。往復で買うと2100円となり片道あたり1050円で購入できる。今回は登りと下りで別の登山口を利用するので片道で購入した。ハイシーズンはバスが満席になることもありえるので、駅着と同時にすぐにバスチケットは購入したほうが良い。

12:35 富士山五合目到着
到着したのは吉田口。ここで1時間ほど昼食を取ったり不足している装備を購入したりして過ごす。初めて山登りする人が持っていないようなヘッドライトやレインウェア(かっぱ)などの装備はここで大体なんでも手に入る。

13:30 富士山五合目出発

16:30 七合目 鳥居荘着
今回は鳥居荘に宿泊した。事前に聞いてはいたが、隣の人と方が重なる程度まで詰めて寝かせられた。これでは熟睡なんて絶対にできない。とはいえここまで登ってくるので結構疲れているので案外寝られる。ただ、ご来光に合わせて山小屋を深夜に出発するので山小屋に到着した直後に寝てしまうと、出発までぐっすり眠れなくなるので、できれば着いた直後は眠らずに、夕食後に寝たほうが良さそうだった。

また、鳥居荘を出発した後に気づいたのだが、いくつかの山小屋は直近でリニューアルしたようで快適そうな建物のものもあった。七合目の鎌岩館と八合目の東洋館が前を通ってみた限りではきれいで快適そうだった。次に富士登山するときはその辺りに泊まってみたい。

23:45 鳥居荘発
ご来光の時間がおおよそ翌朝5:30頃となった。コースタイム通りに行けば6時間もかからないのだが、念のために早めに出発した。ここから先はひどい渋滞が続いた。山小屋の人曰く、今年一番の人の入りだったという。山じまい直前はやはり混むようだ。

その後渋滞と冷たい雨と風で心が折れる(8合目〜9合目当たりで帰りたくなった)。

4:30頃 富士山久須志神社着
ご来光前の空吉田口から登った先にあるのがこの久須志神社。ここまで登ったらほぼ「頂上まで登った」と言い切って良い感じ。ここでしばらく休憩を取る。9月4日時点ですでに今年の営業を終了している食堂もあった。

5:30 ご来光〜お鉢めぐり
ご来光

8:00 下山開始
下山口として須走口を選んだ。本当は大砂走りに行くつもりだったのだが、名前が似ていたため間違えてしまった。が、空いていて歩きやすかったのでその点は良かった。

10:30 砂払い五合目着
砂の道をひたすら降りてきた先に砂払い五合目という地点があり、ここの山小屋で休憩ができる。

11:00 砂払い五合目発 → 11:30 須走口着
須走口にはお土産屋や食堂が並んでおり、これまでひたすら荒野を歩いてきた様子が一変し、少し安心する。

11:45 須走口発
須走口からは、御殿場駅に向かうものや駐車場に向かうものなど何種類かのシャトルバスが出ているので乗り間違え内容に注意が必要。お土産屋さんでチケットが買えるようになっているので、そこで聞けば間違いない。自分は御殿場駅には向かわずに、近隣の温泉「須走温泉 時之栖 天恵」に向かうために駐車場行きのバスに乗った。天恵までは駐車場から徒歩10分。下山後の疲れ果てた体で歩くのもしんどいが最後のチカラを振り絞って温泉まで歩く。

温泉まで行かない場合は須走口から直接バスで御殿場まで行ける。


事前に聞いていたとおりひたすら荒野を登り続けるだけの山で、正直もっと楽しい山はあったと思う。が、やはり日本一の山を登りきったということを実感した瞬間はとても気持ちよかった。登った甲斐のある山だった。

ちなみに富士山には山ガールがたくさんいた。北海道の山は山男ばかり、立山にはご婦人ばかりで山ガールなんて都市伝説だと思っていたが、山ガールは富士山にいるようだ。

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